My Little Girl(加筆修正中)
「奏ちゃん、ごめんね」
「なにが?」
「う~ん、さっきのこと」
「別れるってやつか?」
「うん。奏ちゃん私思ったの」
「ん?」
「だからね、初恋は実らない って浅野先輩も言ってくれたけど、条件が悪い場合だよね。何回目の恋でも別れる時は別れるんだから、もう気にしない。そんな言い伝え 私が打ち砕く。うん!」
ガッツポーズを作り宣言してる。
って…言い伝えか『初恋は実らない』って?
「ハハハ…まあ、せいぜい頑張ってくれ」
ほんと笑わしてくれるわ。
すると、俺をきっと睨み
「何言ってんの。私だけが頑張ってもしょうがないでしょう。奏ちゃんにも頑張ってもらわねば」
笑いが…ひっこんだ。
「ど、どう頑張んだ?」
「えっと…そうだなぁ。うん、私をずっとね、好き…で…いてくれたら…キャ~恥ずかしい」
手で顔を隠す。
「分かった。じゃあアズもずっと俺だけを好きでいろよ」
アズが顔を上げ
相変わらず真っ赤だ。
抱き寄せて
…キスを落とす。
繰り返し繰り返し…
何度も何度も…