My Little Girl(加筆修正中)
盛夏(合宿)
【田沢亜澄side】
夏休みに入って8月
今は合宿の真っ最中
「はぁ~暑いね」
「仕方ないよ。こんだけ火使ってんだもん。亜澄ちゃん吹いてる!」
「あっ、あぁ、熱~い」
「大丈夫?」
「はい、大丈夫です。真理ちゃん、これでいい?」
「うん、OK」
ここは、合宿所の台所
香苗先輩と私、それに真理ちゃん。
真理ちゃんは、家庭科クラブなんだけどバスケ部のマネージャーにもなった。
香苗先輩のスカウトと、私と大原君の推薦だ。
家庭科クラブの活動は、週一なんで掛け持ち。
スカウトされた時
「私ですか?バスケ部のマネージャーならやりたい人一杯いるじゃないですか?」
と、不思議がってた。
うん、私もそう思う。
そんな私達を見て
「あぁ、誰でもじゃ駄目なのよ。うちの部ね、見ての通り一癖も二癖もある連中だし、それにね、なぜか無駄にイケメン揃いじゃない」
うん、そうだよね。
2人して頷いた。