My Little Girl(加筆修正中)
練習後
シャワーを浴びてすっきりして
打ち上げは6時からだったな。
まだ、4時半か。
――
―
ん、アズ?
「貸せ」
「あっ」
アズが持ってる荷物を取り上げ
「何処に運ぶんだ?」
「裏へ」
「ん」
後ろからついて来る。
「……」
「……」
――
―
「此処へ置いて」
BBQの用意がしてある所へ置く。
「あ、ありがとう」
「ん」
戻ろうとすると
「あ、あの」
立ち止まり
「ん?」
「奏ちゃん、 まだ怒ってる?」
「はぁ~?」
「怒ってんだね、やっぱり」
俯いてるし。
いったいどうなってるんだ。
「ちょっと待て!俺の聞き間違いか。今、お前、俺が怒ってるつったか?」
「…怒ってるんでしょう?私が…へ、変態って言ったから」
手で顔を隠して。
その手を捕って顔を上げさせる。
「お前が怒ってんじゃないのか?」
「あの時は怒ってたけど…奏ちゃん、その次の日からずっと口きいてくれないじゃない。メールも…く、くれないし凄く怒ってんだと思って…謝ろうとしても、いつも誰かいるし…ヒック」
泣き出した。
「馬鹿、怒ってなんかいねぇよ。何勘違いしてんだよ全く。俺はお前が怒ってるもんだとばかり思ってたから…謝らなきゃなと思って」
「ご、ごめんなさい」
「フッ 俺の方こそごめんな」
「奏ちゃ~ん」
アズの頭を撫でる。