My Little Girl(加筆修正中)
校門前
「ごめん、遅くなっちゃった」
奏ちゃん何か睨んでない?
「ごめんね、奏ちゃん許して!」
こうなったら謝りろう。
「さっき大原と北本が帰って行った。そん時お前はとっくに教室を出て行ったって」
あ~それでか、怒ってんじゃなく心配してくれてんだ。
「奏ちゃ~ん 大好き」
抱き着きかけたが…ここは学校。
慌てて、ブレーキ。
「なんだよ、お前おかしくなったんじゃないか」
照れてるのか乱暴に私のおでこを弾く。
「奏ちゃん、痛~い」
おでこを抑え
「大層な。それくらいじゃお前のでこは壊れないから」
「笑ってるし。
「んで?なんで遅れたの?」
うっ、忘れていない。
「うん、先生に呼び留められたの」
「先生?」
「うん、うちの副担。今度入ってきた先生。吉野先生がね私達がバスケ部だって言って。その先生ね、バスケ部の副顧問になるんだって」
「副顧問?あ~キャプテンが言ってたな」
「うん」
「そっか」
「うん」
ぶらぶら歩きながら