My Little Girl(加筆修正中)



校門前


「ごめん、遅くなっちゃった」

奏ちゃん何か睨んでない?

「ごめんね、奏ちゃん許して!」

こうなったら謝りろう。

「さっき大原と北本が帰って行った。そん時お前はとっくに教室を出て行ったって」

あ~それでか、怒ってんじゃなく心配してくれてんだ。

「奏ちゃ~ん 大好き」

抱き着きかけたが…ここは学校。

慌てて、ブレーキ。

「なんだよ、お前おかしくなったんじゃないか」

照れてるのか乱暴に私のおでこを弾く。

「奏ちゃん、痛~い」

おでこを抑え

「大層な。それくらいじゃお前のでこは壊れないから」

「笑ってるし。

「んで?なんで遅れたの?」

うっ、忘れていない。

「うん、先生に呼び留められたの」

「先生?」

「うん、うちの副担。今度入ってきた先生。吉野先生がね私達がバスケ部だって言って。その先生ね、バスケ部の副顧問になるんだって」

「副顧問?あ~キャプテンが言ってたな」

「うん」

「そっか」

「うん」

ぶらぶら歩きながら


< 164 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop