My Little Girl(加筆修正中)


「そ、奏ちゃん…少しタンマ!」

タンマ?

何だそりゃ?

「キスにタイムなんてあんのか?」

真っ赤になってる。

「だっ、だって、これ以上続けられると頭に血がの、昇って倒れるかもしれない…その証拠に、わ、 私の顔 赤いでしょ?かぁーってしてるもん」

「……」

金魚のように口をパクパクさせてる。

…可愛すぎるだろうが!

「タイム終了」

「えっ?」

再び抱きしめて

キスをした。

――



さっきより激しく…

戸惑っていたアズも、おずおずキスを返してきた。

アズ…

唇を離し

「お前…プリンの味がする」

ぼぉーとしてたアズが

「へっ、プ、プリン?…奏ちゃん返してよ!」

「返すって何を?」

逆上せておかしくなったか?

「決まってんじゃん。私のプリン」

なんか睨んでるし。

「お前なぁ、誰もお前のプリン食ったなんて言ってないだろが!プリン食った後だから味がしたんだろ」

馬鹿アズ!

甘いムードもあったもんじゃねぇ。

「じゃあ…」

ん?

顔が、トマトだぞ。

「も、も一回キスしよ!」

「はぁ?」

モジモジして

「奏ちゃんも…プリンの味するかも…しれ…ない…し…キャ~」

自分で言って恥ずかしがってる。

俺も恥ずかしい。

俺を上目使いに見ている。

「…お前、俺の理性飛ばしてぇのか」

「えっ?」

アズの両手を捉えて…

唇を重ねた。

深く…




< 176 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop