My Little Girl(加筆修正中)
「そ、奏ちゃん…少しタンマ!」
タンマ?
何だそりゃ?
「キスにタイムなんてあんのか?」
真っ赤になってる。
「だっ、だって、これ以上続けられると頭に血がの、昇って倒れるかもしれない…その証拠に、わ、 私の顔 赤いでしょ?かぁーってしてるもん」
「……」
金魚のように口をパクパクさせてる。
…可愛すぎるだろうが!
「タイム終了」
「えっ?」
再び抱きしめて
キスをした。
――
―
さっきより激しく…
戸惑っていたアズも、おずおずキスを返してきた。
アズ…
唇を離し
「お前…プリンの味がする」
ぼぉーとしてたアズが
「へっ、プ、プリン?…奏ちゃん返してよ!」
「返すって何を?」
逆上せておかしくなったか?
「決まってんじゃん。私のプリン」
なんか睨んでるし。
「お前なぁ、誰もお前のプリン食ったなんて言ってないだろが!プリン食った後だから味がしたんだろ」
馬鹿アズ!
甘いムードもあったもんじゃねぇ。
「じゃあ…」
ん?
顔が、トマトだぞ。
「も、も一回キスしよ!」
「はぁ?」
モジモジして
「奏ちゃんも…プリンの味するかも…しれ…ない…し…キャ~」
自分で言って恥ずかしがってる。
俺も恥ずかしい。
俺を上目使いに見ている。
「…お前、俺の理性飛ばしてぇのか」
「えっ?」
アズの両手を捉えて…
唇を重ねた。
深く…