My Little Girl(加筆修正中)
コーヒーショップに入り
「で、何で男2人でショッピングしてるの?亜澄ちゃんは?」
「……」
「今日は亜澄ちゃんには内緒で俺達2人だけでデートなんです」
「謙介、てめぇな」
「ハハハ…てのは冗談で、亜澄ちゃんへのクリスマスプレゼント買いに来たんですよ」
「フフフ…そんな事だと思ったわ」
「……」
「で、何を買ったんだ?」
「…ネックレスです」
「フフフ… だから山崎君がいるわけか」
「そういうことです」
「いいの選んであげたの?山崎君」
「いや、俺が選ばなくても、さっさと自分で選んでましたよ」
俺に視線が集中する。
「さすがねぇ。亜澄ちゃんの事となると」
「ほんとだな」
完全にからかわれてる。
「先輩達は今日は?受験勉強で忙しいのに」
「たまには息抜きも必要よ」
「香苗に連れ回されてる」
藤沢先輩が、ボソッと呟く。
「何か言った?貴之」
横目で藤沢先輩を睨んでるし。
「ん、何も…」
やっぱり藤沢先輩も小野寺先輩には逆らえない。
暫く4人でお茶して
「じゃあな」
「クラブ頑張ってね」
「はい」
「先輩達も受験勉強頑張って下さい」
先輩達と別れて謙介と2人またぶらぶら歩き駅前で
「謙介、今日はありがとな」
「ほんと、亜澄ちゃんが絡むと素直だな」
「……」
「じゃあな」
「あぁ」
謙介とも別れて