My Little Girl(加筆修正中)



イルカショーがもうすぐ始まる。

私達は観覧席の上の方に座った。

あっ!

「奏ちゃん」

「ん?」

「前の方の席に山崎先輩達いるよ」

「……」

「楽しそうだね。本命の彼女さんじゃないかな」

「どうだかな」

奏ちゃんは2人を見て

「本気ならいいけどな」

ちょっと心配そうに。

「同じ学校の人かな?」

「さぁ~どうだろ。アイツ、他の学校の子にもモテるからな」

「そうだろうね。イケメンさんで優しくて面白いもん。女の子にモテる要素全て満たしてるしね」

「……」

「あっ、奏ちゃんもイケメンさんだし優しいしモテるよ。悔しいことにね」

奏ちゃんは私だけにモテればいいのよ!

なんて思っても言えないけど。

「バ~カ!俺はモテないよ」

もう!

奏ちゃん自覚なさすぎ。

「奏ちゃんはモテるんだって!」

「 お前以外にモテてもしゃーない」

「えっ?」

「俺はお前にモテればそれでいい」

奏ちゃんが赤くなってる。

私も顔が熱い。




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