My Little Girl(加筆修正中)



「先輩達、これから何処行くんだろう?まだ水族館にいるかな」

「たぶん土産物売り場にでも行くんじゃないか」

「そうだね、出た所にあるもんね。じゃあ、奏ちゃん、 も一回ペンギン見よう」

「も一回見るのか?あっ、あれだろ類は類を呼ぶ」

『類は類を呼ぶ』って

「奏ちゃん」

「ハハハ…」

「さっき奏ちゃんが変な事を言うから、ゆっくりペンちゃん達見れなかったんだからね!」

「ペンちゃん?ペンちゃんってお前なぁ。やっぱり友達じゃないかペンギンと」

「友達じゃないから。でも」

「でも?」

奏ちゃんが首を傾げ

「なれるもんならなりたいかも…友達に」

「ハハハ… やはり同類だ」

「違うったら」

「ほら、拗ねてないで、お友達に会いに行こうぜ」

私は、ペンギンじゃないったら。

もう、どんだけからかえばいいのよ!

――



ペンギンのいる所へ

やっぱ可愛い。

似てるかなぁ、私?

ペンギンもいいけど、似てるって言われるならイルカの方がいいかもね。

って私、人間だって!

「お前、ペンちゃん相手に何百面相してんの?」

「へっ?い、いやしてない、してないです」

あ~ビックリした。

でも、奏ちゃんっていつも変なとこ見てんのねぇ。

油断大敵だわ!

暫くペンギンを見ていて

「アズ、飯食いに行こう。腹減った」

「ハハハ… そうだね」

お昼ご飯にすることにした。





< 277 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop