My Little Girl(加筆修正中)
「先輩達、これから何処行くんだろう?まだ水族館にいるかな」
「たぶん土産物売り場にでも行くんじゃないか」
「そうだね、出た所にあるもんね。じゃあ、奏ちゃん、 も一回ペンギン見よう」
「も一回見るのか?あっ、あれだろ類は類を呼ぶ」
『類は類を呼ぶ』って
「奏ちゃん」
「ハハハ…」
「さっき奏ちゃんが変な事を言うから、ゆっくりペンちゃん達見れなかったんだからね!」
「ペンちゃん?ペンちゃんってお前なぁ。やっぱり友達じゃないかペンギンと」
「友達じゃないから。でも」
「でも?」
奏ちゃんが首を傾げ
「なれるもんならなりたいかも…友達に」
「ハハハ… やはり同類だ」
「違うったら」
「ほら、拗ねてないで、お友達に会いに行こうぜ」
私は、ペンギンじゃないったら。
もう、どんだけからかえばいいのよ!
――
―
ペンギンのいる所へ
やっぱ可愛い。
似てるかなぁ、私?
ペンギンもいいけど、似てるって言われるならイルカの方がいいかもね。
って私、人間だって!
「お前、ペンちゃん相手に何百面相してんの?」
「へっ?い、いやしてない、してないです」
あ~ビックリした。
でも、奏ちゃんっていつも変なとこ見てんのねぇ。
油断大敵だわ!
暫くペンギンを見ていて
「アズ、飯食いに行こう。腹減った」
「ハハハ… そうだね」
お昼ご飯にすることにした。