My Little Girl(加筆修正中)
駅前のファミレスに入ると
あっ、もう来てる。
「ごめんね、呼び出した方が遅れて。あっ、明けましておめでとうございます、今年もよろしくです」
お互い挨拶を交わし、真理ちゃんに麗ちゃんを紹介した。
「はじめまして。真理ちゃんって呼んでいい?いつも亜澄から聞いてたから勝手に知り合いって思っちゃって」
「ううん。私も亜澄ちゃんや大原君から聞いてたから、お友達感覚だから私も麗ちゃんって呼んでいい?」
2人はすぐに打ち解けた。
よかった。
これで友達増えるよ。
大原君もニコニコしてる。
――
―
暫く話してて
うん?
「ねぇねぇ」
「何?」
3人が私を見る。
「麗ちゃんと真理ちゃんって…何か似てるね」
2人共、確りしてるし。
「亜澄」
「うん?」
「あんたと友達やってると、みんな確り者になるわよ」
へっ?
「あんたはさ、母性本能くすぐるって言うか構いたくなるのよ。あっ、悪い意味じゃないわよ、もちろん」
大原君と真理ちゃんも頷いてる。
「私、そんなに頼りない?」
「そんな意味じゃなく」
「亜澄ちゃんと一緒にいると癒されるっていうのかな。なんだろ、何かしてあげたくなるのよ。頼りないとかじゃなくね」