My Little Girl(加筆修正中)
「じゃあな」
「さよなら」
「……」
山崎先輩と別れて
何か話そうか?
「奏ちゃん」
「……」
「奏ちゃんたら」
やっと私の方を見てくれたけど…
な、何か冷たい目。
こ、こんな目…初めて見た。
でも、勇気を出して
「なんで今日、機嫌悪いの?山崎先輩や南先生が心配してたよ」
「……」
「そ、奏ちゃん」
「べつに」
先に歩き出す。
もしかして私に怒ってんの?
えっ? でも何で…
私、奏ちゃんを怒らすような事した?
奏ちゃんは、私を置いて先に行く。
走って…奏ちゃんの腕を掴み
奏ちゃんが足を止めて私を見下ろす。
「わ、私…なんかした?奏ちゃんを怒らすような事」
「……」
「い、言ってくれないと分からない。私が気に障るような事したんなら謝るから 」
「……」
「私…奏ちゃんみたいに頭良くないから言ってよ。悪いところがあるなら直すから…」
涙が止まらなくなった。
…え、えっ?
いきなり腕を捕まれ
塀に押し付けられ
キス…された。
でも、いつもの優しいキスじゃなく
凄く…乱暴で…
私は怖くて…暴れた。