My Little Girl(加筆修正中)
1月8日、朝7時半。
今日から学校
1人で登校する。
奏ちゃん、起きれたかな。
「いってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
「はい」
家を出て学校へ
――
―
「おはよう、真理ちゃん」
「おはよう…亜澄ちゃん、大丈夫?」
「ごめんね、心配かけて。大丈夫だよ」
「痩せた?」
「う、うん。ちょっと食べられなくて」
「まだ、顔色悪いよ。ね、大原君」
「あぁ」
「うん。まだ本調子じゃないから。でも大丈夫だよ」
真理ちゃんと大原君が心配してくれる。
ごめんね、ほんとの事を言えなくて。
「キャプテン、心配してたよ」
「えっ?」
「ねぇ、大原君」
「あぁ。何も言わないけど、いつもと違うっていうか、なんかぼんやりしてたな」
「そうなんだ」
「いいな亜澄ちゃん、大事にされて」
「そ、そうだね。ハハハ…」
笑ってみせても心は痛い。
駄目だ、泣いちゃ。