My Little Girl(加筆修正中)



そして明くる日

練習試合。

力は ほぼ互角。

試合は白熱している。

お互いに練習なんて感じ無しに真剣勝負だ。

――



なんとか、ラスト30秒で勝ち越せた。

俺達は クタクタだ。

しかし、心地よい疲れ。

まぁ、勝てたからだが…

ベンチに戻ると

アズ!

どうした?

ベンチに座り込んでいる。

「お疲れ様」

小野寺先輩が、みんなにタオルを渡す。

アズは座り込んだままだ。

「先輩、アズ どうしたんですか?」

「あぁ、亜澄ちゃんなら大丈夫よ。試合で興奮して酸素不足」

はぁ?

何やってんだ、こいつは!

だけど…

試合中アズの声は聞こえなかったが…

その分もしかして頭に血が昇ったのか?


「すみませんでした。もう大丈夫です」

アズが俺を見て慌てて立ち上がる。

先輩の残りの仕事にせいをだしている。

アズ…無理するな。

「亜澄ちゃん無理しなくていいよ」

俺が言う前に馬鹿謙介が先に。

「ありがとうございます、でも 大丈夫です。私もマネージャーですから」

アズ、ん、 偉いぞ。






< 39 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop