My Little Girl(加筆修正中)
そして明くる日
練習試合。
力は ほぼ互角。
試合は白熱している。
お互いに練習なんて感じ無しに真剣勝負だ。
――
―
なんとか、ラスト30秒で勝ち越せた。
俺達は クタクタだ。
しかし、心地よい疲れ。
まぁ、勝てたからだが…
ベンチに戻ると
アズ!
どうした?
ベンチに座り込んでいる。
「お疲れ様」
小野寺先輩が、みんなにタオルを渡す。
アズは座り込んだままだ。
「先輩、アズ どうしたんですか?」
「あぁ、亜澄ちゃんなら大丈夫よ。試合で興奮して酸素不足」
はぁ?
何やってんだ、こいつは!
だけど…
試合中アズの声は聞こえなかったが…
その分もしかして頭に血が昇ったのか?
「すみませんでした。もう大丈夫です」
アズが俺を見て慌てて立ち上がる。
先輩の残りの仕事にせいをだしている。
アズ…無理するな。
「亜澄ちゃん無理しなくていいよ」
俺が言う前に馬鹿謙介が先に。
「ありがとうございます、でも 大丈夫です。私もマネージャーですから」
アズ、ん、 偉いぞ。