My Little Girl(加筆修正中)



そんな私の耳元で

「泣きたいなら2人きりの時に。胸貸すよ

へっ?

驚いて先輩を見ると、先輩が悪戯ぽく笑いウインクする。

「アッハハハ…」

笑い出しちゃった。

「亜澄ちゃんは笑ってる方がいいよ」

「はい。ありがとうございます」

山崎先輩…ほんとにありがとう。

「う~ん。内緒の話しだけど…」

「えっ?」

「亜澄ちゃんの笑顔に免じて教えるわ」

「何ですか?」

内緒って…

「今日、亜澄ちゃんを迎えに来たのは奏に頼まれたんだ」

「えっ?」

奏ちゃんが…

「昨日、亜澄ちゃんの様子を話したら心配して、途中で倒れたらいけないからって迎えに行ってやってくれって」

「そうなんですか」

「あぁ。俺に頭を下げた」

「……」

奏ちゃん…

奏ちゃんの馬鹿。




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