My Little Girl(加筆修正中)
「亜澄」
「……」
「亜澄」
「は、はい」
駄目だ、自分の世界に入ってた。
「買い物行きましょうか?明日のお昼と夕食の分」
「い、行く」
わ~何を作ろう?
-ー
ー
結局…かなり買いこんだ。
奏ちゃん食べてくれるかなぁ。
その夜、部屋で明日のメニューを考えてると携帯が鳴り響いた。
「奏ちゃん」
「アズ今日は弁当ありがとな」
「ううん」
「謙介めっちゃ喜んでた」
「うん。さっきメールもらった。ありがとうって」
「相変わらず素早いな」
「ハハハ…あっ、奏ちゃん」
「ん?」
「明日ね、家で勉強…かまわないかな?」
「あぁ、いいけど」
お父さん達が結婚式に行くことと一馬が試合あることなどを話した。
「うん分かった。なら、晩飯は俺ん家で食ったらどうだ?」
「えっ、奏ちゃん家で」
「あぁ、そうしたらお前、晩飯作らなくてすむだろ」
「うーん」
「どした?」
「あ、あのね、晩御飯…作りたいです」
「ん?」
「そ、奏ちゃんに食べてもらいたい。キャ~恥ずかしい」
電話だから顔見られてないからいいけど私、真っ赤だよ!
「フッ 分かった。楽しみにしてる」
「いいの?」
「当たり前だろ。じゃ明日、11時頃に行くから」
「うん、待ってる。…奏ちゃん」
「ん?」
「おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ。よく寝ろよ」
「うん」
携帯を切って
奏ちゃんおやすみ。
夢の中で会おうね。