My Little Girl(加筆修正中)
「何言ってんの。奏ちゃんが知らないだけだよ。私聞いたよ、奏ちゃんのファン 多いって。クラスの子とかにも羨ましがられてんだよ、幼なじみでいいねって」
こいつのクラスの奴おかしいのか。
「香苗先輩も言ってたよ。仲秋君は女の子に興味がないから知らないけれど、山崎君と同じ位人気あるのよって」
俺が不審そうな顔してるからか、尚も言い募る。
「関係ねぇよ。謙介と一緒にすんな。あいつは天性のたらしだ」
「『たらし』 って、女たらしってこと?山崎先輩やっぱちゃら男なの?」
俺に聞かれても…
「バスケしてる時は、ちゃら男じゃねぇよ」
一応 フォロー
って、フォローになってんのか?
「ちゃら男のふりしてんだね。ファンのイメージに合わせてあげてるんだ、うん、きっと。山崎先輩いい人だね」
はぁ?
どこをどうすれば そういう結論になるんだ?
あいつがいい人か。
まぁ、 ある意味いい奴だけどな。
「もうその話しは止めようぜ。腹減ったし何か食いに行こう」
体力使った上に、こいつのせいでいらん頭まで使った。
腹も減るわ。
「奏ちゃん、いつもお腹空いてるもんね。早く行こう」
クスクス笑ってる。
まぁ、いいか!
お前が笑ってるなら…