My Little Girl(加筆修正中)
マジ寝てたと思ってんのか、コイツ…
「フッ いいさ」
寝てた事にしとくか。
「奏ちゃん、ほんとにごめん」
俺の胸に少し罪悪感。
「大丈夫だって」
「奏ちゃん」
「ん?」
「す、すみませんが離して頂けませんか?」
「ん?」
腕の中でもぞもぞ動いてる。
「あ、あの…は、恥ずかしいです」
顔が一気に赤く染まってくる。
それがそそるとはわかってないだろうな。
「嫌だつったら…」
「へっ?」
「離すの嫌だつったらどうする?」
「……」
「……」
「……」
「ハハハ…分かった。離してやるよ」
はぁ~と安心したような顔になった。
「アズ」
「はい?」
「離す代わりに…」
「えっ」
「お前からキスして」
「そ、奏ちゃん」
「してくんなきゃ離さない」
俺ってSだったのか…
「……」
「…で、どうする?」
意地悪く聞き返すと膨れっ面になり
「奏ちゃんのイジワル」
俺の頬に手を滑らせ…キスを零す。