My Little Girl(加筆修正中)
ルルル…
電話か。
アズが俺から飛び降り電話に…
「はい。あっ一馬。…えっ……うん分かった…ちゃんとするのよ、お行儀よくね。お礼言うのよ…えっ、ちょっと…うん、じゃあ、なんだったら電話して。迎えに行くから…うん、じゃあね」
「一馬か?」
「うん。試合終わったんだけどね友達のお母さんに誘われて夕食食べて来るんだって」
「へぇ。で、試合に勝ったのか?」
「うん、勝ったって」
「そうか…アズ」
「うん?」
俺の横に立ったアズの腕を掴み抱き上げた。
「ち、ちょ、ちょっと奏ちゃん」
「ん?」
「な、何してんのよ。離してくれる約束でしょう」
「さっき離した」
「さっきって…ゥん…」
言葉をキスで塞いだ。
始めは抵抗してたが…徐々に応えだす。
やばい!
これ以上深まると止められなくなる。
ドンドン
アズが背中を叩いてる。
「ん?」
唇を離すと
「ハッ ハァーさ、酸素…」
金魚みたいにパクパクしてる。
「やっぱ上手に息できないわ~」
「……」
もう無理…
「アッハハハハ…」
大笑いしてしまった。
「な、何が可笑しいのよ、奏ちゃんのせいでしょう?」
「ハハハ…あっ!」
いきなり口を手で覆われた。
笑いがフェードアウトする。