My Little Girl(加筆修正中)
「その顔…やめろ」
えっ?
そ、その顔って…どんな顔してるっていうの?
「顔、変ですか?」
「へっ?」
「い、今その顔やめろって」
奏ちゃんは
はぁ~と溜め息ついて、
私の頭をくしゃくしゃってして
「変な顔じゃなく可愛いすぎんの!」
――ッ!
な、何を言い出すのよ。
「絶対、他の男に声掛けられても無視すんだぞ」
「あ、当たり前じゃない…あっ」
「ん?」
「一人だけ話すと思う…男の人と」
「はい?」
「うん、麗ちゃんの彼氏さんを紹介してもらうから」
「……」
「ごめんね、約束破るけど」
「アズ…」
「うん?」
「俺の言ってる男てのはお前にちょっかい掛けてくる男のこと。全部の男と話さないなんて出来ないだろうが!お父さんとか家にはいるだろうし」
あっ、そういうことか。
「ヘッヘヘヘ」
「笑ってごまかさない」
ばれてたか!
「奏ちゃんも、他の女の子に気をつけてよ。浮気しちゃ駄目だよ」
「するか!」
思い切り睨まれた。
「奏ちゃん」