My Little Girl(加筆修正中)



そうだ!

携帯を取り出し

「お母さん、奏ちゃんが、た、大変なの。ね、熱が」

「亜澄、落ち着きなさい。今、行くから」

とにかく洗面器にタオルを入れ部屋に。

冷たいタオルを奏ちゃんの額に当て乾いたタオルで顔の汗を拭う。

ピンポーン

あっ、お母さんだ。

急いで下に降りドアを開け

「奏ちゃんは?」

「眠ってる」

お父さんも来てくれた。

「かなりの熱ね」

体温計で計ると38度5分!

「亜澄、あなたはクラブに行きなさい」

えっ?

「お母さん、奏ちゃんをほって行けないよ」

「亜澄、クラブをサボるわけにはいかないでしょう。奏ちゃん喜ばないわよ。これからお父さんとお医者さんへ連れて行くから。亜澄が帰って来る迄ちゃんと付いてるから大丈夫よ」

「そうだよ亜澄。お父さん達に任せてクラブに行きなさい」

お父さん…

大丈夫だよと言うように頭をポンポンとしてくれた。

「うん、じゃあ行って来る。奏ちゃんを頼むね」

心配だけど…ちゃんとすることはしなきゃ。

奏ちゃんの為にも。




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