My Little Girl(加筆修正中)
夕方
…眠ってたみたい。
部屋が少し暗く感じる。
…うん、何か違和感。
ベッドの足元の方に目をやると奏ちゃんが座ってた。
「目 覚めたか?どうだ具合は?」
「うん、大丈夫。ありがとう」
自分のオデコと私のオデコをくっつけ
「ん、熱も下がったようだな…プリン食うか?」
「ん、食べたい」
オデコのごっつんこは少し恥ずかしい。
プリンを貰い、しばらく食べることに熱中するふりをして顔の赤らみが醒めるのを待つ。
「美味いか?」
「うん」
「そっか。よかった」
奏ちゃんが笑う。
そのいつもと変わらない笑顔に私も笑い返しながら
やっぱ、奏ちゃんは私の奏ちゃんで友達でありお兄ちゃんであり一番好きな人…って!
えっ!
私の奏ちゃん?
……
…
【田沢亜澄side 終】