My Little Girl(加筆修正中)



「奏ちゃん、いいの?」

「あぁ」

「亜澄、ちゃんと看病するのよ」

「はい。おやすみなさい」

「おやすみ」

「おやすみなさい」

おじさん達が部屋を出て行き

「奏ちゃん」

布団に横になり

「ん?」

「め、迷惑だった?一人の方がよかった?」

少しオドオドと

「フッ 迷惑なわけねぇだろ」

半身を起こしてアズの頬に触れる。

「ほんと?」

「あぁ」

アズも手を布団から出して

俺の頬に…

アズ…

「奏ちゃん」

「……」

「あのね」

「ん?」

「変態女って思わないでね」

「ん?」

アズを変態女って…

「キスしたいんだけど…」

豆球だけの明かりの部屋で

アズの顔が赤くなって浮かび上がってる。

「だけどね、奏ちゃん風邪引いてるからキスは駄目だよね」

その瞳をウルウルするのは反則だろが!

「こっち…来るか」

「……いいの?」

聞こえるか聞こえないくらいの小さな声で…

「キスは無し。ただ一緒に寝るだけだ」

「うん」

嬉しそうに返事をして俺の布団に入って来る。

はぁ~俺、今晩…寝れねぇわ!


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