My Little Girl(加筆修正中)
【田沢亜澄side】
あ、あれ~
た、確か夕べ奏ちゃんのお布団で一緒に寝たはずだよね。
なのに、何で、こっちで寝てるんだろう?
えっ もしかして…
私、夜中に戻ったのかしら。
まぁ、いいか。
今何時かな?
まだ、5時半か。
後、一時間は寝られるな。
奏ちゃん、よく寝てる。
咳込みもなかったみたいだし…
横に行ってもいいよね。
奏ちゃんが起きた時、私がこっちで寝てたらおかしいよね、うん。
奏ちゃんの布団に潜り込む。
う~ん 奏ちゃんの匂い。
これが男の人の匂いなのかな。
でも、奏ちゃんは奏ちゃんの匂いだよね。
お父さんの匂いとは違うもん。
奏ちゃんの匂い…好きだな。
安心出来る。
あ、奏ちゃん目が醒めたみたい。
「おはよう」
「…ん、おはよう。 アズ…お前また戻ってきたのか?」
「へっ?」
私があっちで寝てたのがばれてた?
「何時?」
「6時前だよ。奏ちゃんはまだ一時間寝てられるよ」
「よく寝れたからもう、いいけど」
「うん?」
「もう暫くこのままでいようか?」
奏ちゃん…
「うん」
奏ちゃんに擦り寄る。
奏ちゃんは私の髪を撫でてくれる。