My Little Girl(加筆修正中)
「へっ?あのぅ」
アズは赤くなりながら、俺達を見回して
「奏ちゃん、何なの?教えてよ」
俺に聞くなよ。
「亜澄」
「はい」
「奏君が、お前を嫁に貰ってやるってさ」
「えっ」
「よかったわね」
「奏ちゃん…お嫁さんにしてくれるの?」
今、此処で聞くのかよ。
アズを見ると、目をキラキラして俺を見上げてる。
「何年も先の話しだ」
「うん。でも…してくれるんでしょ?約束だからね」
完全に公開プロポーズじゃねぇか。
「婚約成立ね」
「そうだな」
うちの親父達まで、悪のりだろ。
親父達を睨むと
「賛成してるんだから…何か文句ある?」
…ありません。
一馬は
「何だ、来年じゃないのか。つまんない」
つまんないって、この事態はお前が引き起こしたんだろ。
スルーすんなよ、全く。
今日の晩飯は俺とアズが肴だった。