My Little Girl(加筆修正中)
店を出て
ぶらぶら歩いて帰る。
「あっ」
「ん?」
「教科書とか奏ちゃんの部屋に置いたままだ」
そういや、直接行ったな。
「お母さん、教科書取りに奏ちゃん家に寄るね」
「あまり遅くならないようにね」
おばさん、ニコッと笑って云うんだが…
アズ…預かっていいのか?
俺の顔を見て
「10時までな、奏君」
はぁ~ほんと、物分かりの良すぎるおじさん達だ。
「何だったら亜澄ちゃん、泊まってく?」
お袋まで何を云いだすんだ、全く。
「おばさん、また今度泊めてね。今日は帰ります」
アズも律儀に答えてるし。
「ハハハ…『フフフ…』」
親父達、大爆笑だ。
はぁ~ 溜め息が…