My Little Girl(加筆修正中)
「おいとまの挨拶しなきゃいけないでしょ?」
挨拶に10分掛かるのか?
親父達は、そんな俺達を見て笑ってる。
教科書とかを片付けて…
「奏ちゃん…」
「ん?」
やけに真面目な声だな。
どうした?
「奏ちゃん…座って」
「あ、あぁ」
何だよ?
俺の横に座って
「あのね」
「ん」
「ほんとなの?」
「何が?」
「ほんとに…何年か先に奏ちゃんのお嫁さんにしてくれるの?」
その事か。
アズは…凄く真剣な顔だ。
「フッ お前…嫌か?」
「へっ、いや、嫌じゃない。お嫁さんになりたいです」
「ん…じゃあ、そういうことで」
「へっ」
アズは、ポカンとしてる。
「あ、あのぅ」
「ん?云いたい事があるならはっきり云え」
アズは顔を赤く染めて