My Little Girl(加筆修正中)
「山崎先輩って面白いね。優しいしいい人だし」
「アイツ何て?」
「うん、大丈夫かとか無理するなよとか、あっ、クラブの皆も心配せずにゆっくり休めって言ってたって」
あっ、それ言い忘れた。
ガチャ!
唐突にドアが開いて
「奏ちゃん来てんだ」
元気よく入って来たのは、アズの弟
「よっ、一馬お帰り」
小学4年の一馬だ。
「お帰り、一馬」
「じゃあ、俺 帰るわ」
「あれ、帰っちゃうの?」
「ああ、一馬 またな。アズ明日はどうする学校?」
「あ、うん、明日は大丈夫。行くよ」
アズは俺と一馬を見て、コクりと頷いた。
一馬のおかげで話しがそれた。
俺、ホッとしてる。
つくづく 意気地無しだと…へこんでる。
はぁ~
俺、どんだけ溜め息つくんだろう。