My Little Girl(加筆修正中)
終業式の朝
何時ものように奏ちゃんと登校。
成績は、夕べのうちにメールしといたから今朝の気分は爽やか。
「まぁ、19位なら良しとしとくか」
「ひど~い。20より一個も前なんだよ、19は」
「当たり前だろ」
へっ?
「違う、違う そんな意味じゃなくて…二学期より5番も上がったって事は私には快挙なんだよ。それを19位かなんて云われたら、19位が可哀相だわ。19位は偉いのよ」
そうよ、19の前は18個しか数字はないのよ。でも後ろには無限大に数字は存在するじゃない。19を馬鹿にしちゃいけないわ、うん。奏ちゃんは19に対して謝るべきよ。
「アズ」
「おい、アズ」
ハッ!
「な、何?」
急に大声で呼ぶんだもん、ビックリしちゃった。
「何って、お前こそ何だよ?何か難しい顔して」
難しい顔…してた…私?