My Little Girl(加筆修正中)



「ねえ、何で奏ちゃんが可哀相なの?」


訳分かりませんってな声で聞いてくる。


「……」


「……」


「……」


俺とおじさん、おばさんは…無言。


「ねえ、何?」


「…まぁ、男にはいろいろあるんだよ」


おじさんが何とかかんとか…


「ふ~ん」


多分、理解してないアズ。


「ハッハハハ…」


何か笑いが込み上げてきた。


おじさん、おばさんも


「ハハハ…『フフフ…』」

笑い出した。


「な、何が可笑しいのよ?」


「ハハハ…な、何でもない」


「もう…」


アズが膨れた。


――





「奏君」


「はい」


「亜澄の我が儘に付き合ってもらって悪いな」


「いえ、そんなこと…」


「亜澄を頼むよ」



「じゃあ、行っても」


「あぁ。な?」


「えぇ。奏ちゃん、お願いね」


「ありがとうございます」



< 607 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop