My Little Girl(加筆修正中)
「ねえ、何で奏ちゃんが可哀相なの?」
訳分かりませんってな声で聞いてくる。
「……」
「……」
「……」
俺とおじさん、おばさんは…無言。
「ねえ、何?」
「…まぁ、男にはいろいろあるんだよ」
おじさんが何とかかんとか…
「ふ~ん」
多分、理解してないアズ。
「ハッハハハ…」
何か笑いが込み上げてきた。
おじさん、おばさんも
「ハハハ…『フフフ…』」
笑い出した。
「な、何が可笑しいのよ?」
「ハハハ…な、何でもない」
「もう…」
アズが膨れた。
――
―
「奏君」
「はい」
「亜澄の我が儘に付き合ってもらって悪いな」
「いえ、そんなこと…」
「亜澄を頼むよ」
「じゃあ、行っても」
「あぁ。な?」
「えぇ。奏ちゃん、お願いね」
「ありがとうございます」