My Little Girl(加筆修正中)



「お父さん、お母さん、行っていいの?」


アズが目を輝かせ



「あぁ、二人楽しんで来なさい。但し」


「……」


「はい、お父さん何?」


「亜澄、奏君に迷惑かけるんじゃないよ」


「はい、大丈夫」


えらそうに返事してる。


「奏ちゃんのお父さん達は知ってるの?」


「あ、いやまだです。先におじさん達の許可もらわないと」


アズん家で断られたら、何にもなんねぇしな。


「これから云います」


「じゃあ亜澄も一緒に行ってお願いして来なさい。おじさん達が駄目って云ったら駄目だから」


「いや、アズは来なくても」


「私、行くよ。行ってお願いする」


満面の笑みを浮かべ俺を見てくる。


「奏ちゃん、行こう」



「お風呂上がったよ。姉ちゃん入ったら」


一馬が風呂から上がって来た。


「あ、これから奏ちゃんん家に行くから後から入るね」


アズが立ち上がり俺を引っ張る。


「え~奏ちゃん、もう帰っちゃうの?」


一馬…


「一馬、明日、宿題見てやっから今日はごめんな」


「う~ん仕方ないなぁ。奏ちゃんは姉ちゃんのだから…明日は絶対だよ」


何か気になる一言だな。


「奏ちゃん、早く」


「あ、あぁ。おじさん、おばさん お邪魔しました」


アズに引きずられ、俺の家へ…



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