My Little Girl(加筆修正中)



台所で何か温めてたお袋が


「あら亜澄ちゃん
いらっしゃい」


親父も帰って来てるようだな。


「こんばんわ こんな遅くにごめんなさい」


「いいのよ、亜澄ちゃんはいつ来ても」


「あっ、亜澄ちゃん 来てたのか」


風呂上がりの親父が入って来た。


「お邪魔してます。おじさん、これから晩御飯ですか?」


「あぁ、そうだよ」


テーブルに着いて飯を食いはじめる。



そんな親父を見て、俺に小声で


「ご飯終わるまで待とうよ、ね」


「…そうだな」


リビングのソファーに座ってると


「あら、二階に上がらないの」


「はい、ちょっと」


アズがもじもじしてる。


「何?何かあった?」


お袋、興味津々だな。


「はい、あの~奏ちゃん」


「親父、飯済んでからでいいから、ちょっと話しがあるんだ」


親父が『うん?』てな顔して


「分かった」


お袋もテーブルに戻った。


「大丈夫かなぁ」


「大丈夫だ」


アズの頭を撫でてると


「親の前でいちゃつくとは、たいした度胸だな」


親父~!


「い、いやだ」


アズは真っ赤!



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