My Little Girl(加筆修正中)
おじさんの車が玄関前に留めてある。
奏ちゃんがおじさん達と出て来て
「じゃあ、行ってきます」
「奏君、亜澄を頼むな。我が儘云ったら怒ってやってくれな」
お父さん、私 我が儘云わないし!
「はい、分かりました」
「……」
「奏ちゃん、お土産頼むね」
一馬…何で私に頼まないんだろう?
「アズ 行くぞ」
「あっ、はい。じゃあ お父さん、お母さん、一馬、おばさん 行ってきます」
車に乗り込む。
「行ってらっしゃい」
車が走り出した。
「おじさん、送ってくれてありがとう」
「なんのなんの。亜澄ちゃんの為なら何時だってOKだよ」
「親父…俺は?」
「お前は知らん」
へっ?
「それが一人息子に云う台詞かよ」
「ハハハ…」
「チッ!」
奏ちゃんが顔をしかめた。
おじさんは楽しそうに笑ってる。