My Little Girl(加筆修正中)
「亜澄ちゃんには言うなよ。俺らが今日の事を聞いたのを」
「……」
「分かった?奏君」
「あっ、あぁ。 分かった。謙介」
「ん?」
「色々、ありがとな」
「フッ、お前が俺にありがとか。明日、雨かもな」
「フッ、馬鹿言うな」
「奏…亜澄ちゃんみたいな子は、ちゃんと言ってやんないと分かんないタイプだぞ」
「俺をたきつけるのか」
「そういうこと。はっきりしてやった方が亜澄ちゃんの為でも、お前のファンの為にも」
だから俺のファンって…
「あ~ごちゃごちゃ悩むな。お前が否定してもいるもんはいるんだ」
「……」
「あ~もういい!お前、もう寝ろ。そんで明日、亜澄ちゃんに告れ!いいな」
「おい謙介、なんで明日アズに…」
「はぁ~じゃあ明日じゃなくてもいいけど早い方がいいだろが!ノロノロしてると他の男に掻っ攫われんぞ!」
「他の男?」
そんな奴いるのか?
「奏、亜澄ちゃんな、あんだけ可愛いんだぞ。奏がいなかったら俺だって…」
「な、なにっ?」
「反応すんなよ。例えばの話しだろうが。でも俺以外にも亜澄ちゃん狙いの男はいると思うぜ。大原に虫除けさせるより、お前の恋人だつった方が強力な虫除けになる」
虫除け…
「あ~なんか俺疲れたわ。また、明日な」
一方的に切れた。
俺も頭がごちゃごちゃして…疲れた。
…寝よ。