My Little Girl(加筆修正中)
夏(愛の告白?)
次の日…土曜日
「奏ちゃん、起きてる?」
いきなり寝込みを襲われた。
「わっ!なんだよ?まだ早いだろうが!」
アラーム鳴ってないぞ。
だいたい男が寝てる部屋に勝手に入ってくんな。
「ノックしたよ」
俺の言いたい事が分かったのか、ノホホンと。
「奏ちゃん、だから早く。もう9時半だよ。練習10時からなんだから間に合わないよ」
「へっ?ちょっと待て!9時半って…アラーム鳴ってない」
セットし忘れてる。
慌ててベッドから跳び起きた。
着替えようと…
「アズ!着替えるから下で待ってろ」
「うん、早くね」
部屋を出て行こうとするアズを
「悪い、お袋に言ってコーヒー淹れてもらってくれ」
「おばさん、うちに行ったよ。だから私が淹れるね」
ニコッと笑い出て行った。
やべっ、可愛い…
って、そんな事考えてる暇ないし…
俺、やっぱりおかしいわ!
――
―
急いで用意をし、アズの淹れた少し薄いコーヒーを流し込み、
「待ってよ~」
「急げ!」
アズを引っ張り学校へ。
はぁ~
朝から疲れた。