魔王様の好きな人




背後から大笑いが聞こえるが知らない。



「佐伯原は終わった。お前が愛想よくあの方を受け入れればいいもを…。」


佐伯原さんが鬼の形相で睨んできた。



そしてゆっくりと私の方へ近づいて来た。



なぜか手に木の棒を持って…。



先ほどの怒りより、今は恐怖を上回っている。



コワイ

コワイ

「嫌ァ━━━━━━━。」



私はそこで意識を手放した。




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