魔王様の好きな人


「けてェー」

私は、揺さぶられて目が覚めた。


「大丈夫か?うなされてたぞ?」


私は、相手がわからなかっだけど、恐くて泣きながら相手に抱きついていた…。



さも、当たり前のように回ってくる腕。


今は気にしている場合ではない、怖かったのだ。


男は、なにも言わずに背中を撫でてくれた。



やっと落ち着いて…


会話する事ができた。



「貴方は?ここは何処?」





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