魔王様の好きな人
第三部
目が覚めたら、驚いた。大馬鹿&ド変態野郎がいたから…。
さっきワガママを聞いてもらったばっかりだし、抵抗できない…。
本当綺麗な顔…。
「ん…。起きたか?体、大丈夫か?」
「うん、大丈夫。ワガママきいてくれてありがとう。」
「フッ。よかったな。」
笑った。
無愛想かと思ってた…もっと笑えばいいのに。
「意外って顔だな。俺だって笑うぞ。」
「そうなの?だったらもっと笑った方がいい。その顔で損だよ。」
私は、心の底からそう思った。