魔王様の好きな人
その頃執務室では…。
ナイトが黒い黒いオーラを放ちながら、やまのように机にあがっている、書類を片付けている。
本来は、こんなに溜まらないようになっているが、真希の部屋にずっといたため溜まりに溜まった訳である。
チラッと隣をみると、楽しそうにアルが笑っていた。
睨みつけていると、「睨みつける暇があるなら、手を動かして下さい。」と、とびっきりの笑顔で微笑まれた。
その顔魔界の女どもにみせたら、一発で落ちるぞと思いながら、今日中に終わらせて早く真希のもとに行きたい。
と内心焦っているナイトでした。