魔王様の好きな人



嫌な予感がする。



真希に何かあったのではないか?



そうナイトは心配した。


「ナイト様、手を動かして下さい。また真希様の事を……。」



「…。」



「そんなにご心配なら、テアにでも聞いてみてはどうです?」



そうか…。


そういう手もあったと書類をまとめていると…




ドタドタと走る音が聞こえた。



騒がしい。
何事だ。




と怪訝そうに、眉を潜めた。




その音は、執務室の前で止まり、ノックした。











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