魔王様の好きな人



深いため息をしたナイト。
真希に魔法をかけると、真希の隣に腰をおろした。


「お帰り、マリア。旅行は楽しかったかい?」


目を細めて、彼女の髪を撫でているプランの目は優しい。



「えぇ、とても楽しかったわ。貴方も来ればよかったのに…」


少し悲しげにプランを見上げた。


「あぁ行きたかったけど、面白いものがみれたんだ。」



マリアの頭を撫でながら、水晶に視線を向けた。


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