魔王様の好きな人



「あの…苦しいの、で、放してくださいませんか?」


真希が細い声でお願いした。


「いやー。なんて可愛いの?ダメよ。」



強引さはナイトさまに似てると感じた。
前にもこういうことされたなぁ。



「放せよ。ばばあ。真希は俺のだ。」



二人で言い争う間に、真希は気を失った。



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