魔王様の好きな人
第三部
「ンっ…あっ…おはよ。」
「…」
はーい見事に無視。
何回無視したら分かるんだ。
目が覚めた私は、体を起こし近くにいたナイトに、挨拶した。
その結果がこれだ。
相当不機嫌だが真希は、私にあたるなっと言いたいところ。
逆にキレそうだ。
キレてもいいですか?
心の中で言った言葉は、ナイトに聞こえないと思いこんでいる。
だか実際きこえている。
鮮明に。
それがますますナイトの機嫌を損ねていることに気づいていないのか…
ナイトの眉間の皺は深くなっていくばかり…