うふふ。
「ちょっ!待てよ!」


『どうして?あんたが死ねって言ったのに。』


「いや、それは…。その…。」

未玲は窓を開けた


『ばいばい』


「まっ、待て!」


ギュッ

流人は未玲を抱きしめた

『え…』

「ごめん。軽はずみな発言して。でも、未玲と関われなくなるの嫌だったんだ。…俺、未玲が好きだ。」

『グスッ、流人…ありがとう。』

「泣くなよ」

流人はより一層未玲を強く抱きしめた


「でも、ほんとに死のうとするなんて、何かあったのか?」


『去年…姉が自殺したの。だから後を追うにはいい機会だって…』


「そっか…それなのに俺は…」


『もういいよっ!もういいの…















貴方が死んでくれれば』
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