コイシグレ。



周りの視線を集めているのが
すごく良くわかる。



それはいつものこと。


みんな近づきたいけど
近づけないという感じ。




だから俺はいつも少しの優越感に浸りながら
星羅の隣を歩く。




女子生徒のため息から
男子生徒の文句まで、
すべてが聞こえる。





だから優しい俺は無言で返してやる。





"いいだろ"








笑顔と一緒に。



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