夢見屋


頭がひび割れるように痛い。


「くっ……はぁ…!!」


「良汰様!大丈夫ですか!?」


「ア…ラン…っ」



目眩がして視界が歪む。


「リアル!!良汰様をベッドに!!」


「はいです!」


全身に力が入らなくて


「良汰様っ!?」


体が傾いていくのを感じながら



――…俺の意識はそこで途絶えた






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