夢見屋



「おそらく、“真夢”の影響なのです……」


「…やっぱりそう思う?」



は、ぁ……
良汰は顔をしかめ、息を吐く。


「……凄く辛そうなのです…」


「大丈夫。もう少しだから…時間の問題だよ。」


「マスター…」



「ん……っ…」


「ほら、良汰様がそろそろ目を覚ます。…この話はこれで終わりね」


「はいです」



アランはそっと良汰の顔を覗き込む。







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