夢見屋


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──



「ん……っ…」


眩し……
目を瞑っていても感じる強い光。
俺、電気は全部消して寝る派なんだけど…………ってあれ?


ガバ


ゴン!!


「「っーー……」」

い、痛い……でこが痛い…


「あわわわわ!2人とも大丈夫です!?」

「だ、大丈夫だよリアル……」


そこにいたのは慌てるリアルとおでこを押さえて涙目のアラン。


「え……俺、なんで…」



周りを見ても俺の部屋じゃないことは一目瞭然。そして何時もの夢見屋でもない。

「良汰様、気を失ったんですよ。覚えてますか?」


そうだ、俺莢の声が聴こえて頭が痛くなって……それから倒れたのか。






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