夢見屋
「なあ良汰。ここジョーダンじゃなくね?」
「ないな……」
司は戸惑いつつも、焦ってはいない感じ。
こいつは昔から能天気だからな。
「こんにちはです!」
「リアル〜!昨日ぶりだな!!」
「はいです!」
奥から駆け寄ってくるリアルは俺の癒しだ。
「かわえー……何この子!?めっちゃ可愛いじゃん!!しかもロック?俺もロック好き!!」
「初めましてなのです!!」
「しゃべり方も可愛いな!!」
ああ……
こいつもう此処が何処とか気にしてないな。
バカだから。