夢見屋
「僕の名前はアランと申します。これから宜しくお願いいたします」
「うん。あっ、俺は杉村 良汰(スギムラ リョウタ)。宜しくな」
「はいっ!あぁ、もう1人紹介しますね。リアルー!」
アランが呼ぶと奥から小さな子供が出てきた。
「この子はリアル。僕の助手みたいなものです」
「よろしくです!」
可愛らしくお辞儀をしたその子。首にはヘッドフォンが掛かっていてそこから流れる音楽は何故かロック。
可愛いよ?外見も態度も可愛いけど……
「名前……リアル…?」
夢見屋なのに?
いや、別に良いんだけどね?
「はいです!マスターに付けてもらったです!」
「マスターってアラン…?」
「そうです!」
アランに頭を撫でられているリアルは本当に嬉しそう。