ある犬の話し
麿の冒険
道に出る散歩の時はチカは麿を散歩紐を付けた。



やっぱり麿はチカに登り抱っこして貰う散歩をした。



ある日、麿は鎖も紐も付けずに散歩をしていて…


いきなり道を出て走り出した!!!


「マァ~ロ~!!! 」
チカは慌てて麿を呼んだ。


麿はどんどん駆けて行く…


麿はチカと一緒に道に出た事はあるけど、麿だけは今回初めてだ。


どこかに居なくなったらどうしよう(;□;)!!
チカは困った。



けれど、2本先の電柱まで行くと麿は戻って来た。



「マァロ~(;O;)びっくりしたよ。 」


それから麿は散歩の時はチカと家の前である程度散歩して遊んだ後、全速力で走って道を出て、必ず2本先の電柱まで行ってチカの所に戻って来ると言う奇妙な散歩が暫く続いた。



麿がチカの家に来てから10ヶ月経ったある日…
チカは風邪をひいて熱を出し、しばらく麿の散歩がお休みになった。



「 お父さん、麿の散歩お願いしてもいい?
散歩紐無くても、家の周りに居るか、道から出ても電柱2本まで行ったら帰って来るから…」

チカはお父さんにお願いすると、お父さんは「ああ、いいよ。」と、麿の散歩をしてくれると言ってくれた。


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