ある犬の話し
チカが仔犬を抱きしめて車に乗って来たのを見たお父さん…
「 チカぁ~、またそんなの拾って来て…ちゃんと面倒も見ないのに…」


チカは動物を可愛がるけど、飽きっぽい。 
でも、チカの言い分は…この間拾ってきた3匹の仔猫は2匹ともニャーニャーと声と共に消え、みんなきっとカラスか鳶に連れてかれたんじゃないか?と…
残りの1匹はチカよりチカの祖母になついてしまった。


けど、チカはちゃんとご飯はきちんとあげていた。


チカ「 でもね、お父さん、この犬、迷い犬っぽいの…
きっと誰が飼ってたと思うんだ…
だから!!飼い主が見つかるまで… ね、いいでしょ?」


( ̄~ ̄)ξ お父さんはしぶしぶ許してくれた。


良かったね♪ワンチャン(o^v^o)



チカの家は駅から車で5分位走った所にある。
周りは田んぼと畑ばかり…隣の家までの距離はだいたい300~500mそんな田舎に住んでいた。


チカは家に帰ると段ボールのベッドを作って仔犬を玄関に置き、画用紙とマジックとクレヨンを出して、さっそく『 迷い仔犬 』のポスターを描いた。



次の日チカはさっそく仔犬を拾った駅に手作りポスターを貼りに自転車で出掛けた。


< 3 / 36 >

この作品をシェア

pagetop